活用例

アカウントプランニングに営業ラクダを使う

アカウントプランニングは、重要な営業先ごとに戦略を作る工程ですが、フレームワークを当てはめるだけの作業になりがちです。営業ラクダが土台の事実収集から戦略の下書きまでをどう支援するかをまとめます。

公開日

ホワイトボードで戦略を練る2人

この業務で何が問題になるか

アカウントプランニングでは、企業理解・市場背景・3C分析・SWOT分析・アプローチ方針など、複数のフレームワークを1社ごとに埋める必要があります。重要顧客が増えるほど工数が積み上がり、作成できる担当者が限られるため属人化しやすい業務です。

  • フレームワークの型は知っていても、埋める材料(事実)を集める工程に時間がかかる
  • 作成できる人が限られ、テンプレートだけが残って中身が薄くなりがち
  • 商材が複数あると、商材ごとに戦略を作り分ける手間がさらに増える

従来どのように行っているか

一般的には、営業担当やマーケティング担当がExcelやスライドで3C分析・SWOT分析のテンプレートを作り、ヒアリングや過去の商談メモをもとに手作業で埋めていきます。複数人でレビューを重ねて仕上げることが多く、重要顧客ごとに毎回この工程を繰り返すため、対象を絞って運用されるケースが一般的です。

AIでどこまで自動化できるか

生成AIはフレームワークの型に沿った文章の叩き台作成を得意としますが、埋める中身が企業ごとの事実に基づいていなければ、どの企業にも当てはまる一般論になってしまいます。企業分析で集めた事実を土台にしてフレームワークへ流し込む設計が、実用的な戦略資料には必要です。

営業ラクダでできること

営業ラクダは、企業分析で集めた事実をもとに、提案資料の第1部「社内準備編」(18セクション)を自動生成します。3C分析・SWOT分析・ターゲット設計・アプローチ方針・KPI設計・週次改善設計まで、アカウントプランニングに必要な項目を1つの資料にまとめます。商材は複数登録でき、商材ごとに戦略を作り分けられます。

#セクション主な内容
1企画概要提案対象/提案目的/営業テーマ/検証する仮説
2企業理解業種・所在地/概要/事業コンセプト/主力サービス/直近の動き/採用・組織状況/想定される経営課題
3商材理解概要/提供価値/価格・契約条件/導入条件/競合優位性/導入実績
4市場背景市場環境/顧客側の課題/競合・代替手段/今この施策が必要な理由
5現状課題営業・マーケの現状/ボトルネック/阻害要因/優先検証論点
63C分析Customer/Company/Competitor
7SWOT分析Strength/Weakness/Opportunity/Threat
8ターゲット設計セグメント(優先度・業界・企業条件・部署役職・狙う理由・リスク)/除外ターゲット
9アプローチ方針狙う部署・役職/初回接触の入り方/訴求軸(課題仮説・提供価値・打診)/商談誘導方針/チャネル別方針
10ターゲットリストの条件業界/企業規模/地域/キーワード/除外条件/優先順位付けルール
11チャネル別文面メール・フォーム送信・DM・紹介依頼などチャネル別の送付文面(架電トークはテレアポ資料へ一本化)
12想定反論と切り返し断り文句ごとの本音/切り返し/ヒアリング戻し/次アクション
13アポイントの品質基準MUST条件/WANT条件/BANT確認項目/事前精査項目/有効商談の定義/ヒアリング項目
14KPI設計指標(目標値・根拠)/必要稼働時間/前提
15運用体制役割分担/定例MTG/レポート運用
16週次改善設計確認する数値/見るべき反応/改善判断基準/トークスクリプト改善ルール/ターゲット見直しルール
17リスク営業上/法務・表現/ターゲット不一致/KPI未達/継続率低下の各リスク
18最終方針初期実行方針/優先ターゲット/重点訴求/3ヶ月後の到達状態/次回アクション

実際の処理フロー

  1. プロジェクト設定で商材を登録する(複数商材は商材ごとに登録できる)
  2. 対象企業の企業分析を実行し、事実を集める
  3. 提案資料作成(社内準備編)を実行する
  1. 実行ボタンを押すと、対象件数と推定処理時間(過去実績があれば「実績より」、無ければ「目安」)を確認ダイアログで確認する
  2. 「実行する」を押すと処理が始まる。ブラウザや画面を閉じても、サーバー側で最後まで処理が継続する
  3. 画面を開いている間は「◯/◯件 完了・残り約◯分・処理中: 会社名」の進捗が表示され、画面を開き直しても進捗は自動で復元される
  4. 完了するとログインメールアドレス宛に完了通知が届く(対象件数・成功/失敗の内訳・失敗した会社名を先頭5件まで記載)。失敗した企業は選び直して再実行できる

完成後に一部のセクションだけ内容を見直したい場合は、セクション単位で作り直せます。資料全体をやり直す必要はありません。

出力例

社内準備編18セクションはPDF・テキストで全文を出力できます。企業理解・商材理解・市場背景・現状課題・3C分析・SWOT分析などの各セクションに、集めた事実と営業への含意が記載されます。

架空企業の社内準備編サンプルは /examples/account-sheet で確認できます。

向いている企業

  • 重要顧客・重点ターゲットごとに個別の営業戦略を作りたい企業
  • 複数商材を扱い、商材ごとに戦略を作り分けたい企業
  • 3C・SWOTなどのフレームワークを使った戦略立案を、根拠のある事実の上で行いたい企業

向いていない企業

  • 企業リストの販売・自動収集は行いません。すでにお持ちのリストをCSVで取り込むか、1社ずつ登録して使います。
  • 営業メール・問い合わせフォームの送信は行いません。企業を理解し、提案の中身を資料として用意するところまでを担います。
  • 案件ごとの商談進捗・確度管理(SFA/CRMが担う領域)そのものを求めている場合。営業ラクダは分析結果や対応状況をCSVで書き出してCRM等へ連携する用途を想定しています

よくある質問

3C分析やSWOT分析は、どんな材料をもとに作られますか?

企業分析で集めた公的データベースとWeb公開情報の事実、および登録済みの商材情報を材料にします。確認できた事実と、そこから立てた仮説は書き分けて記載します。

既存の営業戦略資料のフォーマットに合わせられますか?

社内準備編18セクションの構成は固定です。テキスト形式で出力できるため、既存の資料フォーマットへ内容をコピーして再構成いただけます。

重要顧客だけ戦略を作り、それ以外は簡易的に済ませることはできますか?

できます。企業分析と提案資料作成は企業ごとに個別実行できるため、重要顧客だけ手厚く、それ以外は企業分析のみといった使い分けが可能です。

営業準備の質を、担当者に依存させない。

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